ウィルスを捕食する生物がいる?!
今回のコロナウィルスのように、ウィルスは生物に寄生し、増殖し感染を広げていきます。
実際、ウィルスは空気中だけではなく、海中にも存在し、その数は「1mlあたり1億個」存在していると言われてます。
しかし、海中に存在しているウィルスは海の生物を感染させることはないのです。
では、なぜ なのか?
何かが作用し、ウィルスの繁殖が妨げられていたのは事実ですし、最近までは、正体がわかりませんでした。
今回、オランダの研究者によって「ウィルスを捕食する生物」の存在が明らかになりました。
どんな生物がウィルスを捕食していたのか。気になりますよね!?
最もウィルスの捕食能力があった生物は、「海綿動物」といわれるスポンジとして使われるような生物でした。
チューブ状の構造をしており、口と肛門の区別がありません。
このチューブの中は微生物を捕らえられる仕組みになっており、ウィルスもここで捕食されていたと考えられています。
海綿動物は、3時間で98%のウィルスを捕食していることがわかりました。
その他にも捕食する生物が見つかりました。
捕食能力がある生物は、カニ、ザルガイ、カキなどが確認されました。
カニは90% ザルガイ43% カキ13%捕食していることがわかりました。
また、イソギンチャク、フジツボ、ムール貝、ホヤなどにも捕食能力があることがわかりました。
これらの生物のおかげで、海の生態系が守られているからこそ乱獲するようなことをしてしまうと海の生態系が崩れることになりますので、生物は大切に保護する必要がありますね!